2055年人口減社会日本の地獄絵 [厳しい現実]
2055年人口減社会日本の地獄絵(NK100804)
今20歳の若者が高齢者(65歳)になるのがおよそ45年後2055年である。
たまたま、「日経新聞の人口減社会の未来図」に現在(2009年)と将来(2055年)のライフコースの姿というデータが掲載された。
私はかねがね今の若者の老後について大変危惧しており、いろいろなデータを集めたり。どう生きたらよいのか研究しているが、このデータはとてもよく整理されているのでここでご紹介したいのと、さらに比較データを補充して如何に厳しい世界になるか予測してみたい。
*データは日本の将来推計人口(06年)より作成
現在(2009年)と将来(2055年)のライフコースの姿
人口指標 ①現在(2009年) 将来(2055年)
総人口 1億2751万人 8993万人
高齢化率 22.7% 40.5%
平均年齢 44.6歳 55.0歳
平均寿命 男79.56歳 83.67歳
女86.44歳 90.34歳
特殊出生率 1.37人 1.26人
*特殊出生率 とは女性一人あたりの子供の数
数年前に日本は世界一の高齢化国になった。
現在日本が経験しつつある大転換は数千年の日本の歴史でも特筆すべき出来事であるようだ。さらに今世紀半ばには高齢者比率はさらに、倍増する。
原因は
①出生率の低下
②飛躍的長寿化
である。
学校卒業して直ぐ就職して、結婚して、二人の子供を育てて定年後は二人で暮らすという、多くの人が描いた生涯の平均像は過去のものになった。
家族の姿も3世代同居は減り、今は夫婦と子供も世帯ですら標準とはいえないようになった。いつのまにかに日本人の生き方自体に静かな革命が起きていたといえる。
これまで人類が経験したことのない、人口が減少する世界、経済がだんだん小さくなる世界の未知の扉を開けざるを得なくなったということだ。
透けて見える未来はとても明るいものとは想像しにくい。
このままのやり方で2055年まで行ったら日本はどうなってしまうのか
地獄のシナリオ
2055年には
①日本の人口は8993万人になり高齢化率40%越す、二人に一人はお年寄りだ。お年寄りは誰かといえば今年成人した、二十歳の若者の未来図になる。生産年齢で割ると1.3人、介護が大変だといわれている現在でさえ3.3人だから、高齢者1人をを1.3人の現役で支えるなんてとんでもなく無理な話。
すなわち、年金は間違っても今のように生活ができるレベルはもらえない。年金暮らしでスイスだパリだと遊んでいられるのは今のうちだけ。自給自足に近い貧乏暮らしを覚悟しておかなければ生きられないだろう。まして女性は平均寿命は90歳を超える。豊かで長生きはハッピーですが、自給自足レベルの生活で長生きは苦痛であろう。
ミャンマーでは人が亡くなるとお祝いをする。苦しいこの世から苦しみのない世界へ旅たつのを祝うというのも灼熱の貧しい暮らしを見ればいくらか理解できる気がする。
今の世界を作ってきた世代の全員がこれから生を受けて日本で生きてゆかざるを得ない子供たちに総懺悔しなければならないだろう。特に政治家や企業経営者などの責任は重い。自分の責任も理解できないような政治家や自分だけ憶を越える給与を貰って、社員を減らし、給与を下げているような、餓鬼経営者も多いようなので、最近みんな政治にも経営にも、なんにも言わなくなってきている。
特に利口な企業は外国に移動始めている。人材もそうしないと生きれなくなるのかもしれない。
ともかく、とんでもなく大変な時代がやってくることをはっきり認識して、これから日本に生まれてくる子供たちにも楽しい人生が過ごせるように、少なくとも負の資産を残すのはやめるようにしようではありませんか。
②2020年にも国債がパンクして債務不履行(デフォルト)が起きる。ギリシャと同じになるという危険が大きいと有識者が警告を発している。円資産は紙くずになり、銀行に預けておいたお金は返ってこない。
国と地方の借金は2010年に862兆円でGDPの1.8倍、先進国最悪である。
今は国債を1400兆円ある個人資産が直接間接的に買っているので「国の借金は国民が買っている」のでこれまでは問題なかったが、高齢者が増えるにつれて家計貯蓄率が急速に減少始めている。
年収200万以下の正社員が1000万人越している。(06年)これらの人は貯金はできない。高齢者などの
貯金を取り崩す人が増えているということだ。
厚生省は経済が過去10年らいのペースで進むと、2031年に年金制度は破綻すると衆議院予算委員会に提出した経緯がある。
つづく
③2055年には日本のGDPは現在の一人当たり393万円から183万円に低下するという有識者の研究発表がある。1960年代に戻るということだ。
1960年代というと日本では高度成長経済になり始めたころで3種の神器(3C)といってCAR(車)、COOLER(クーラー、エアコン)COLOUR TV(カラーテレビ)などが新時代の生活必需品として宣伝された3種類の耐久消費財が家庭に入り始めたころだ。
*有識者ー林敏彦(財団兵庫震災記念21世紀研究機構)
④所得税が50%近くになる誰も払えなくなり社会が混乱する。
⑤食料が作れなくなる。食べられなくなる。2009年に200万人割った農業人口は6割が65歳以上でありますます減っていく。
異常気象の関係で世界的に食料が不足したり、保護貿易で輸出を制限したり始める。(既にロシアは小麦を輸出禁止すると2010年8月に発表している。
⑥国際収支が赤字になる
⑦BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、)はじめ韓国、台湾、インドネシア、ベトナム、香港、などにGDPで抜かれるようなことが起きる。
誰も日本がアジアを代表する国とはいわなくなる。
⑧円の大暴落
国債がデフォルトしたり、関東大震災が起きたりすると、円は大暴落して株価も大暴落することになる。
どうすればこれらの問題の解決ができるのだろうか。
つづく
つづく
今20歳の若者が高齢者(65歳)になるのがおよそ45年後2055年である。
たまたま、「日経新聞の人口減社会の未来図」に現在(2009年)と将来(2055年)のライフコースの姿というデータが掲載された。
私はかねがね今の若者の老後について大変危惧しており、いろいろなデータを集めたり。どう生きたらよいのか研究しているが、このデータはとてもよく整理されているのでここでご紹介したいのと、さらに比較データを補充して如何に厳しい世界になるか予測してみたい。
*データは日本の将来推計人口(06年)より作成
現在(2009年)と将来(2055年)のライフコースの姿
人口指標 ①現在(2009年) 将来(2055年)
総人口 1億2751万人 8993万人
高齢化率 22.7% 40.5%
平均年齢 44.6歳 55.0歳
平均寿命 男79.56歳 83.67歳
女86.44歳 90.34歳
特殊出生率 1.37人 1.26人
*特殊出生率 とは女性一人あたりの子供の数
数年前に日本は世界一の高齢化国になった。
現在日本が経験しつつある大転換は数千年の日本の歴史でも特筆すべき出来事であるようだ。さらに今世紀半ばには高齢者比率はさらに、倍増する。
原因は
①出生率の低下
②飛躍的長寿化
である。
学校卒業して直ぐ就職して、結婚して、二人の子供を育てて定年後は二人で暮らすという、多くの人が描いた生涯の平均像は過去のものになった。
家族の姿も3世代同居は減り、今は夫婦と子供も世帯ですら標準とはいえないようになった。いつのまにかに日本人の生き方自体に静かな革命が起きていたといえる。
これまで人類が経験したことのない、人口が減少する世界、経済がだんだん小さくなる世界の未知の扉を開けざるを得なくなったということだ。
透けて見える未来はとても明るいものとは想像しにくい。
このままのやり方で2055年まで行ったら日本はどうなってしまうのか
地獄のシナリオ
2055年には
①日本の人口は8993万人になり高齢化率40%越す、二人に一人はお年寄りだ。お年寄りは誰かといえば今年成人した、二十歳の若者の未来図になる。生産年齢で割ると1.3人、介護が大変だといわれている現在でさえ3.3人だから、高齢者1人をを1.3人の現役で支えるなんてとんでもなく無理な話。
すなわち、年金は間違っても今のように生活ができるレベルはもらえない。年金暮らしでスイスだパリだと遊んでいられるのは今のうちだけ。自給自足に近い貧乏暮らしを覚悟しておかなければ生きられないだろう。まして女性は平均寿命は90歳を超える。豊かで長生きはハッピーですが、自給自足レベルの生活で長生きは苦痛であろう。
ミャンマーでは人が亡くなるとお祝いをする。苦しいこの世から苦しみのない世界へ旅たつのを祝うというのも灼熱の貧しい暮らしを見ればいくらか理解できる気がする。
今の世界を作ってきた世代の全員がこれから生を受けて日本で生きてゆかざるを得ない子供たちに総懺悔しなければならないだろう。特に政治家や企業経営者などの責任は重い。自分の責任も理解できないような政治家や自分だけ憶を越える給与を貰って、社員を減らし、給与を下げているような、餓鬼経営者も多いようなので、最近みんな政治にも経営にも、なんにも言わなくなってきている。
特に利口な企業は外国に移動始めている。人材もそうしないと生きれなくなるのかもしれない。
ともかく、とんでもなく大変な時代がやってくることをはっきり認識して、これから日本に生まれてくる子供たちにも楽しい人生が過ごせるように、少なくとも負の資産を残すのはやめるようにしようではありませんか。
②2020年にも国債がパンクして債務不履行(デフォルト)が起きる。ギリシャと同じになるという危険が大きいと有識者が警告を発している。円資産は紙くずになり、銀行に預けておいたお金は返ってこない。
国と地方の借金は2010年に862兆円でGDPの1.8倍、先進国最悪である。
今は国債を1400兆円ある個人資産が直接間接的に買っているので「国の借金は国民が買っている」のでこれまでは問題なかったが、高齢者が増えるにつれて家計貯蓄率が急速に減少始めている。
年収200万以下の正社員が1000万人越している。(06年)これらの人は貯金はできない。高齢者などの
貯金を取り崩す人が増えているということだ。
厚生省は経済が過去10年らいのペースで進むと、2031年に年金制度は破綻すると衆議院予算委員会に提出した経緯がある。
つづく
③2055年には日本のGDPは現在の一人当たり393万円から183万円に低下するという有識者の研究発表がある。1960年代に戻るということだ。
1960年代というと日本では高度成長経済になり始めたころで3種の神器(3C)といってCAR(車)、COOLER(クーラー、エアコン)COLOUR TV(カラーテレビ)などが新時代の生活必需品として宣伝された3種類の耐久消費財が家庭に入り始めたころだ。
*有識者ー林敏彦(財団兵庫震災記念21世紀研究機構)
④所得税が50%近くになる誰も払えなくなり社会が混乱する。
⑤食料が作れなくなる。食べられなくなる。2009年に200万人割った農業人口は6割が65歳以上でありますます減っていく。
異常気象の関係で世界的に食料が不足したり、保護貿易で輸出を制限したり始める。(既にロシアは小麦を輸出禁止すると2010年8月に発表している。
⑥国際収支が赤字になる
⑦BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、)はじめ韓国、台湾、インドネシア、ベトナム、香港、などにGDPで抜かれるようなことが起きる。
誰も日本がアジアを代表する国とはいわなくなる。
⑧円の大暴落
国債がデフォルトしたり、関東大震災が起きたりすると、円は大暴落して株価も大暴落することになる。
どうすればこれらの問題の解決ができるのだろうか。
つづく
つづく
2010-08-04 13:01
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コメント(2)
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>これから日本に生まれてくる子供たちにも楽しい人生が過ごせるように、少なくとも負の資産を残すのはやめるようにしようではありませんか。
絶対にその通りです!!
自分はまだ学生の身ですが、無関係ではない!行動しなければ!と焦りを募らせています。
私はこれから生まれてくる日本の子供に今の絶望に満ちた日本を見せたくない。
今の社会を引継ぎ、社会をよい方向に改廃するのが私の世代の役目だと思っています。
by お茶 (2010-08-17 22:56)
お茶さん
コメントありがとうございます。
今日も民主党の件でマスコミがにぎやかですが、日本のリーダーのレベルの低さにはあきれて、がっかりしています。でも何かしなければ、何も変わりません。若いお茶さんのような方がいて、とてもうれしく思います。
私は歴史的に見ても日本人はとても賢い民族で、すばらしい文化も生み出してきました。必ず心豊かな国になると確信しています。そのためにも負の遺産は現在の世代で何とかしたいものです。
by mulpara (2010-08-27 11:27)