日本に類似した没落国の事例研究(イギリス&ジェノバ)4世紀前超低金利の債権大国(日本と同じ)ジェノバは没落した。(日本のデフォルトは不可避) [厳しい現実]
日本に類似した没落国の事例研究(イギリス&ジェノバ)4世紀前超低金利の債権大国(日本と同じ)ジェノバは没落した。(日本のデフォルトは不可避)
日経新聞20110106参照
4世紀前に日本と同じような超低金利の国があった。
17世紀の債権大国ジェノバである。資源も産業も無かったが地中海貿易で富を蓄えて金融大国になった。
当時の大国スペインの戦費調達を支援して結果大量の金銀が流入した。この金余りが超低金利を生み1610年代の10年間は長期金利がほぼ1%で推移し19年には1.125という歴史的記録をしている。
それが終わりの始まりであった。スペイン王家の衰退で信用リスクがジェノバを襲う。
26年までの金利上昇は4%王家が債務不履行になるとジェノバは没落はじめる。
金余り、超低金利に安住しリスクを忘れたジェノバは日本に似ている。
日本の債券利回りも過去10年2%を下回る。
今、「日本を売る投資家がいる」
米国ダラスにあるヘイマンアドバイザーズ社だ。
この会社は2006年にヘッジファンド運用で7倍の収益をあげている。社長は米国では有名な男だ。
「日本の破綻にかける男」と言われ「現状では日本の債務不履行(デフォルト)ハ不可避」
アイルランドと同じように国債や通貨が暴落した事例を調査し財政収支や経済成長率や人口統計などで調査の結果、次のアイスランドは日本の可能性が高いと言う結果が出たという。
日本が円安と金利高になるタイミングにかけているという。
このように日本の破綻にかけている外国の投資家は多いとゴールドマンサックスの李智雄調査員はいっている。
昨年も多くの投資家が仕掛けたが失敗したと言う。
日本の場合国債の国内保有率が95%と高いのがこの異常な財政危険を隠している。世界でもまれな事例と言う。
もう一つの事例は英国だ。
二次大戦の戦費調達のツケで政府調達の政府債務はGDPの2倍超(今の日本と同じ)、「ゆりかごから墓場まで」高度な社会福祉の大きな政府(日本と同じばら撒き)で経済は活力を失い「英国病になっていく」
1970年台には経常収支が赤字になりインフレと不況が共存するスタグフレーションになる。
結果公務員の賃金カットやくびきりがおこなわれ、国営企業のストで電車は止まり町にごみがあふれた。
72年には8%であった、国債金利は74年には(2年後)18%になり、英ポンドも75年から76年にかけて対ドルで30%下げた。
12月英国政府はIMFに39億ドルの緊急支援を要請した。
97年の韓国も、今のギリシャもアイルランドも国内改革に追い込まれた。
日本が自ら変えない限り同じ運命をたどることになる。
学者の予測によると早ければ2013年遅ければ団塊世代が後期高齢者になる2025年ごろと言われている。
個人も対策を考えないとひどい目にあうことになる。国債が紙くずになる、紙幣価値が暴落する。
こんな予測は当たらないことを希望したい。
日経新聞20110106参照
4世紀前に日本と同じような超低金利の国があった。
17世紀の債権大国ジェノバである。資源も産業も無かったが地中海貿易で富を蓄えて金融大国になった。
当時の大国スペインの戦費調達を支援して結果大量の金銀が流入した。この金余りが超低金利を生み1610年代の10年間は長期金利がほぼ1%で推移し19年には1.125という歴史的記録をしている。
それが終わりの始まりであった。スペイン王家の衰退で信用リスクがジェノバを襲う。
26年までの金利上昇は4%王家が債務不履行になるとジェノバは没落はじめる。
金余り、超低金利に安住しリスクを忘れたジェノバは日本に似ている。
日本の債券利回りも過去10年2%を下回る。
今、「日本を売る投資家がいる」
米国ダラスにあるヘイマンアドバイザーズ社だ。
この会社は2006年にヘッジファンド運用で7倍の収益をあげている。社長は米国では有名な男だ。
「日本の破綻にかける男」と言われ「現状では日本の債務不履行(デフォルト)ハ不可避」
アイルランドと同じように国債や通貨が暴落した事例を調査し財政収支や経済成長率や人口統計などで調査の結果、次のアイスランドは日本の可能性が高いと言う結果が出たという。
日本が円安と金利高になるタイミングにかけているという。
このように日本の破綻にかけている外国の投資家は多いとゴールドマンサックスの李智雄調査員はいっている。
昨年も多くの投資家が仕掛けたが失敗したと言う。
日本の場合国債の国内保有率が95%と高いのがこの異常な財政危険を隠している。世界でもまれな事例と言う。
もう一つの事例は英国だ。
二次大戦の戦費調達のツケで政府調達の政府債務はGDPの2倍超(今の日本と同じ)、「ゆりかごから墓場まで」高度な社会福祉の大きな政府(日本と同じばら撒き)で経済は活力を失い「英国病になっていく」
1970年台には経常収支が赤字になりインフレと不況が共存するスタグフレーションになる。
結果公務員の賃金カットやくびきりがおこなわれ、国営企業のストで電車は止まり町にごみがあふれた。
72年には8%であった、国債金利は74年には(2年後)18%になり、英ポンドも75年から76年にかけて対ドルで30%下げた。
12月英国政府はIMFに39億ドルの緊急支援を要請した。
97年の韓国も、今のギリシャもアイルランドも国内改革に追い込まれた。
日本が自ら変えない限り同じ運命をたどることになる。
学者の予測によると早ければ2013年遅ければ団塊世代が後期高齢者になる2025年ごろと言われている。
個人も対策を考えないとひどい目にあうことになる。国債が紙くずになる、紙幣価値が暴落する。
こんな予測は当たらないことを希望したい。
2011-01-07 12:07
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コメント(1)
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いい記事だった。
日本が自ら変えても変えなくても、混乱することは間違いない。
どーしたもんかね、なんか現実が嫌になるよ
by じゅん (2012-07-06 06:56)