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「チーズ(輝かしい日本)はどこへ消えた?」Who moved my cheese?を読んで [日本を元気にする]

チーズはどこへ消えた?」Who moved my cheese?
スペンサージョンソン著を読んで120319

チーズはどこへ消えた?を読みました。
実は友人のナイジェリア人と日本の将来について話していた時に紹介されました。彼はナイジェリアでのいろいろなことわざを教えてくれました。
「家が燃えているときにネズミを追いかけるな」ナイジェリアにはネズミがとても多いようです。国家が破たんしそうな日本で、権力争いをしたりしているのはそっくりです。破たんを防ぐのが先でしょう。
又、「穴に入っている人はそれ以上穴を掘るな」出られなくなってしまうということですが、1000兆円に及ぶの借金を持ちながらさらに、借金をして新幹線を作ったり、高速道路を作ったり、ダムを作ったり、馬鹿じゃないでしょうか。政治家の皆さんはこの本を読んで勉強してください。

ちょっと話題になっている本です。アメリカでは2年連続で、ベストセラーだとか・・・・
短い本だからすぐに読めてしまいます。
出てくるのはチーズ(これは人生で追い求めるもので仕事やお金、愛、自由などを象徴)
迷路(これは会社であったり地域社会であったりチーズを探し回る場所を象徴)
それから、ねずみスニッフとスカリー(頭脳のない単純な行動だけど優れた本能がある)
と小人のヘムとホー(頭脳は優れているが・・・・・・)。
これだけです。迷路の中を、2匹と2人がチーズを捜し求めて走り回ります。
そしてある日、ついに多量のチーズを見つけます。
2匹と2人はチーズを楽しみ幸せに暮らしていたのですが・・・。
苦労の末に見つけたそのチーズは、ある日突然なくなってしまうのです。
そのあと、小人とネズミたちは「この一大事」にどう対処しその結果どうなったのか
と言う物語です。

自分自身の危機管理って言うことですよね。
ネズミたちは、毎日チーズに注意を払っていて少しずつチーズが減って、味も変わって
きているのに気づいていたから、突然なくなっても次のチーズを探しにまた走り出します
(突然の状況の変化には、単純な考え方のほうが強いってことなのか)。

しかし、小人たちはその状況をなかなか受け入れられずに右往左往します。
状況を分析しようとしたり、ほかの誰かのせいにしたり(きっと私もこうするでしょう)。

その後、小人たちは新しいチーズを求めて迷路に出て行こうとするホーと
探し回るよりも、チーズが戻ってくることを期待して動けないヘムに分かれます。
ホーは「古いチーズに早く見切りをつけたほうが、それだけ早く新しいチーズが見つかる」
「チーズがないままでいるより、迷路に出たほうが安全だ」と考えます。

本の中に出てくる小人たちはバブルで浮かれ、いまや思いもよらない不況、政治不信で悩んでいる日本人みたいだと思って読んでいました。
変化を認めないヘムのように身動き取れないでいる日本!
変化に向かって進まなければ新しいチーズも手に入らないのになんてね。

でもそうしているうち、自分自身はどうなんだろうって思って読んでいました。
チーズは人によって違うでしょう。会社の地位、給与かもしれない。
奥さんや子供かもしれない。

手に入れたチーズがなくなるなんて事、考えてもいない
どんな状況になっても私は安全とだれでも
ノー天気にタカをくくっている自分に気がつくのです。
国内外で起きてるいろんな災害や事故、事件はまるでドラマか小説かのような感じで、こんな事が私の身の回りで起こるはずがないなんて・・・・
特に2011年3月11日に起きた東日本大震災などのように突然当たり前であった、生活や家族や町が消えてしまうことが起きるのです。

そして、突然何かが起き、手の中からチーズがなくなってしまったら
さて、私もあなたもどう行動するのでしょうか。
私としては、勇気をもって迷路に出て行く「ホー」でありたいと思っていますが・・
きっと、ヘムのようにうじうじと古いチーズに未練を残して留まったままでしょう。
古くて食べられなくなってしまったり、なくなってしまったり、切羽詰らないと
何とかなるだろうとか、もうちょっと待ってみようとか思うでしょうねーー
チーズはなくなるってこと、新しいチーズは探さないといけないっていうこと。
これって、解ってるようで解ってないんだよね。

ホーが自分が学んだこととして壁に次の事を書き付けます。
「変化は起きる」
「変化は予期せよ」
「変化は探知せよ」
「変化にすばやく対応せよ」
「変わろう」
「変化を楽しもう」
「進んですばやく変わり再びそれを楽しもう」
このことは私も心に刻んでおきましょう。
そしてじっくり私のチーズを観察しておきましょう。
いつか起こるかも知れない急激な変化に備えて!

ホーは迷路の中で、新しいチーズを見つけます。
そして、まだ迷路に踏み出せないでいるヘムに向かってメモを書き残していきます。
「チーズと一緒に前進し、それを楽しもう」と。
私たちにとって、新しいチーズって何なんだろう・・

この本のあとがきに「わかりきったことなのに、普段は気にしないでいる
『大事なこと』に改めて気づかせてはくれるのは確かである」
とありますが、本当にそうです。

ところでねずみはどうしたかって?
彼らは動物的勘で小人より先に素早く行動し、チャンスを嗅ぎ付け、新しいチーズを見つけて安定した暮らしをしていたそうです。

われわれはどんな環境になろうとも、迷路の中で自分の道を見つけ
時代の変化の中で望みを成就させねばならないということだ。

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