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日本は沈没するか(元ニュートン編集長竹内均)20110326幸福の科学DVDより [地震防災について]

日本は沈没するか(元ニュートン編集長竹内均)20110326幸福の科学DVDより

昨日旧知の友人から地震の新しい情報があるから、会いたいとの連絡があり、詳しい内容がわからないまま会うことになった。
私は、現役時代に緊急地震速報の警報装置の開発の業界のプロデューサーをやっていた関係で、友人はそれを知っていて声がかかった次第です。
幸福の科学の事務所で元ニュートン編集長竹内均氏の霊界からのコメントというDVDを見ることになった。
内容は大川隆法さんが霊界から呼び寄せて質問に答える形のものであった。
実は竹内さんのご子息と昔友人関係にあったことで、竹内先生には何回かお会いして、マルチメディアニュートンというメディアの事業をやったことがあります。

私は特別な宗教は持たない人間で、団体とは全く関係がない、地震の研究者の立場で竹内さんが、しゃべっているというDVDを見た。以下はその概要である。
霊界とかは真実かどうかわかりませんが、色眼鏡をはずして素直に見れば、コメントの内容については、参考になるところが多くありましたので、ここに紹介します。

内容には宗教色や政治がらみの部分もありましたが、地震以外の部分は極力省いております。

「日本は沈没するか」竹内均
いろいろ批判されたが映画「日本沈没」に出演したことがあります。

今回の東日本大地震について

起きることは必然であった。日本列島はどこで起きても不思議ではなかった。いつ起きるかはわからなかった。マグニチュード9.0は大きい。三陸沖は大地震の対象として予想されていたので地域の人は気の毒です。予想より大きくてしかも、予測が簡単に起きてしまった。
石原知事の天罰発言が問題になっているが、公共工事より人へという、現政権への天罰かもしれない。
人の命を守るといいながら多数の人命を失った。最小不幸社会をめざすといいながら、最大不幸社会にしてしまった。

東海地震が来るといわれながらなかなか来ない、順番が狂ってしまった。他の地域も予断を許さない。
これで終わるかどうか。もう一度9.0が来るかもしれない。
日本列島が沈むかもしれない。

政治や人心が乱れると天変地異がおき革命になることが過去にあった。
日本列島を支える地盤に変化が生じている。
予想に沿っていないことが起きる。沖縄で地震が起きるかもしれない。
日本海側は地震よりも外国から攻められる脅威がある。

2012年12月21日(?)マヤ暦の人類最後の日で来年は気をつける必要がある。(*1参照)
99年7月(?)はノストラダムスの予言のあったときだ。
今災害が起きた理由を考えるべきだ。

原発について

原子力発電は現代社会に必要なもので、外国は異常な関心を今回の事件に寄せている。
既にいろいろ動きが起きているが、日本はモルモット化されてきている。
資源のない国で事故が起きるのはいやなものだ。
反対運動が起きてくるだろう。みんなが原油に頼るようになると、二次大戦と同じようになる。
外国が日本の実験データを欲しがっているように見える。サンプル資料として使いたいのではないか。
明治維新に似ている。途上国のエネルギー消費は増えて、油の取り合いが始まり大きな戦争が起きる可能性がある。
原発エネルギー、水などに問題がある。

事故をステップにして後ろ向きにならないようにすべき。次のエネルギーを考えるべき。
原子力の次は重水素の時代が来ると見ている。

地震予知について

科学技術を使って予知ができるようになる。地磁気を使えば1ヶ月前に予測することができるだろう。その他地下水や地震雲なども実証試験すべき。

防災について

復興に3年くらいかかるだろう。その間に次が来ると大変だ。特に東京、大阪、名古屋も注意がいる。3大都市が壊滅しないように願う。
防災はきりがない。日本は火山列島、火の国に住んでいるのだ。
ひんしゅくを買うだろうが、高齢者には災害の来そうな海辺に住んでもらって、年金を減らすとかアイデアもある。(こんなこと竹内さんが言うだろうか疑問?)
災害を言い訳に使うのが心配だ。注意がいる。
火山爆発との関連に注意がいる。
空からの防災も研究がいる。

エネルギー供給と物流システムが民間のビジネスになる。(セキュリティの次が防災ビジネスかもしれない)

電力会社の社員の資質が問題だ、従来、何もすることがない職を求めるお役人的な連中が入社したが今後は危機管理型人材がいる。

阪神災害時に知事が自衛隊の応援を拒絶し、米海軍の応援を拒絶し火災の被害を拡大した例があり、災害への行政の対応が問題だ。

テレビ新聞などの、報道も風評含めて問題がある、責任を取らせる必要があるのではないか、

*1
2012年人類滅亡説(にせんじゅうにねんじんるいめつぼうせつ)とは、マヤ文明において用いられていた暦の一つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に一つの区切りを迎える[1]とされることから連想された終末論の一つである。
21世紀初頭のオカルト雑誌や予言関連書などで、1999年のノストラダムスの大予言に続く終末論として採り上げられているが、懐疑的な論者はマヤ暦の周期性は人類滅亡を想定したものではないと反論をしている[2][3]。学術的にもマヤ人の宗教観や未来観を知る上で意味があるとしても、それが現実に対応するものとは考えられていない

巨大地震予測はなぜできなかったか(友人T氏の質問に答えて) [地震防災について]

T氏の質問
「いやあ、すごい巨大地震が起こりましたねえ。 皆さんの処は影響はどうでした?
伊豆では揺れ、津波などの直接被害はほとんど無かったですが、停電、食材売り切れ
など2次被害はなにかと受けてます。

そこで、以前sさんに頂いた本「巨大地震は必ず来る!・・・」を改めて読み直し
たのですが、宮城/茨城沖大地震は30年以内に100%近い確率で発生する予想は出て
たんですね~。 明治には三陸沖地震での津波による死者2万人以上の大被害も経験
している。 しかもJEITAや気象庁ではこの地でも緊急地震速報の実証試験も行って
いる。 それなのに、何故予想・予知して予防できなかったのか、不思議です。 何
故?何故?謎です。

今回の東北関東巨大地震発生の予知具合について
ちょっと解説して頂けませんか? 新聞やTVではまだ被害の報道が主体で、なぜ予
知できなかったのかよく解らないのです。」


回答
巨大地震予測はなぜできなかったか
ということですが、
世界的に見て世界の学者はほとんど予測不可能といっています。
唯一つ日本だけが特に東海地震が予測可能といって観測網と研究に莫大な費用をかけています。地盤の隆起をGPSなどで観測して1日以上前に警報を出そうとしています。(嘘とはいえないのですが、当てにもできないものと思います)

今回の地震も予測は不可能であったと思います。歴史的にまた地質学的に三陸沖や関東で起きるのは100%確実ですが、いつかわからないのが地震です。確率論の問題であり確率が低くても九州の場合のように、有名な学者が1週間前の講演で福岡では大きな地震は起きないといってまもなく起きた事例もあります。地理的にも
プレート構造上、歴史的に見ても日本は地震大国であり、日本に住む限りどこにも逃げようはないのです。

今回の事例で問題なのは、M9で地震が起きたのはやむをえないとおもいますが、
津波対策と原発の設計には問題ありといわざるを得ません。
地震だけの被害であればこれほどにはならなかったでしょう。半分以上は倒壊しなかったと見ています。(死者も阪神以下(3000人くらい)ですんだと思います)
私の友人の学者もTVでコメントしていましたが、まさか明治三陸沖津波以上(死者2万人、津波高30M)が来るとは思わなかったとコメントしています。
もちろん過去の事例も十分知っている学者ですが、学者も行政も甘く見ていたといわざるを得ません。(テレビのコメンテータの言うことを100%鵜呑みしてはいけません)
30Mを超える防波堤を作れば日本での事例には対応できるでしょうが、1000年に一度といわれる大津波対策に破産寸前の日本政府が大型予算を付けるのは難しいでしょう。
津波は平均的に30分以上の時間がかかるケースが多いので、地震がきたらみんな真面目に、直ぐに高台に逃げるのが実現可能な具体策といえるでしょうか。
今回も直ぐにみんなが本気で避難したら死傷者は激減したでしょう。
(ところがこれまで10年来の津波警報で殆ど(多くが)外れて、多くの人々は気象庁(狼少年)を信じていなくなっています)(中には警報が出ると港へ見物に行く人もいるくらいです)「災害は忘れたころにやってくる」のです。
宝くじはみんな自分があたると思って買いますが、災害はみんな自分は遭わないと信じています。こんな人間の心理が被害を大きくしています。

原発については危機管理、危機意識の問題でしょう。
日本で起きる最大限の危機の可能性に設計上も技術上も対応していなかった、人災と言えます。東電の役員の事故説明がぼろぼろで、トップも金儲けだけしか頭になかったように思われます。今の政府の状況も似たり寄ったりで、国を守るより自分たちの身の保全第一の行政にみんな腹を立てています。
石原知事は「天災は天罰だ」を言って、顰蹙(ひんしゅく)をかっていますが、被害者の方々には大変無礼な発言ですが、ある意味では、日本国民の生き方、現代人の生き方を再考すべきというメッセージとも受け取れます。停電で始めて実感する、エネルギー多消費社会、自然に対する畏怖心を忘れた現代人の傲慢さ。地球環境をいじめるのは(破壊)はいい加減にしてくれという、サムシンググレートの声かもしれません。

福井の原発は活断層の上にありますし、柏崎原発の耐震性は関東大震災が基準で耐震性は不十分で、さすがの政府も電力会社も気づいて補強の工事をやっています。
原発全体の見直しが要るでしょう。
津波は仕方がないにしても原発はしっかり守って欲しかったと思います。(電力会社の金儲け主義が原因だ)

今後東海地震や東京直下型がいつ来るかわかりませんが、必ず来ますし、今回の地震に負けないくらいの危険性を持っています。今回の教訓を生かして、二度と同じ事を繰り返さないようにしないといけません。
自分の住む町のリスクと自宅のリスクを分析し、万が一の場合の家族のサバイバルプランを考えておくべきでしょう、

自然の驚異の前で人間は無力で地震の予知などとてもできません。
緊急地震速報はただ、ゆれる前に地震を知れる技術で被害を少なくできる可能性を持つだけです。残念ながら予知はできません。

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