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中国の大国主義と日本の過去(大国主義の歯止めがない危ない国、過去の日本帝国主義と類似) [厳しい現実]

中国の大国主義と日本の過去(大国主義の歯止めがない危ない国、過去の日本帝国主義と類似)
20101016NK

昨日用事があって秋葉原へ行った。駅前の広場には日の丸がいっぱいで、プラカードには「中国人は日本から出て行け、朝鮮人は日本から出て行け」というものであった。
ごく少数に見えたが、最近日本における、反中国運動が顕在化してきているように見えて、心配だ。

長引く不況と、薄暗く見える未来にみんなストレスを抱えているように見える。

たまたま日経に「中国の大国主義と日本の過去」というエッセイが記載されていたので、要点のみ紹介したい。

「中国の大国主義と日本の過去」

日露戦争で日本が勝利したのが、結局第二次世界大戦にいたる破滅の始まりであった。
過剰な一流国家意識は日本の社会に高揚感をもたらし、政治家も庶民も実力以上にプライドが高くなっていった。生活や現実よりも国家意識が肥大化する。
石橋湛山のように小日本主義を掲げる人もいたが、その声はかき消された。

最近の中国の言動に意思を力で通す大国主義のにおいを感じる人が世界中で多くなっている。
いまだ言論の自由も無い経済大国で、民主主義は存在しない。
尖閣列島の事件のあとの嫌がらせも記憶に新しいし、ノーベル平和賞での受賞者及びノルウェーへの嫌がらせも同様である。
数年先には日本のGDPの2倍、家計資産も5年後には日本を抜くだろうといわれている。
もっともっと強気になってくる。

こういった高揚する大国主義を歯止めするシステムや論理は持っていない。
誰も止められなくなってくるのが恐ろしい。

市場経済のおいしいところをつまみ食いして輝いても、市場経済は自由主義が前提であり市場と政治の矛盾は爆発するだろう。
社会主義が新たな特権階級を生み出し大国化が進む。

日本の文化の根幹は中国から学んだ知識や知恵であった。
しかし、近代西洋の政治経済法については中国より日本先きに成功した。

日本の成功失敗のノウハウはすべて中国にとって知恵の宝庫だ。中国にとって日本ほど大事な国は無いはずだ。
中国語の社会科学用語の3割は日本語をまねて使っているようだ。

株式会社制度、証券規制、独禁法、水質汚染、大気汚染、地震、金融危機などは日本を手本に制度を作った。
過剰な国家意識を前面に出したパワーゲームをしないで、日中が一枚板であることが重要だ。

中国が過去の日本が歩んだ道を繰り返さないで欲しいものだ。

しかし過剰な国家意識の中で理性を求めることが如何に難しいかは幾多の歴史が証明している。
今後5年で世界の家計資産は60%増える、特に中国、インド、インドネシアは倍増するという。(クレディスイス銀行調査)
アジアに世界の富の3-4割は集中する。豊かで平和なアジアを望みたいものです。
そのためには中国の動きから目を離せない。




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