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「笑い」は免疫力の低下を防ぐ(がんやウイルスを排除するNK(ナチュラルキラー)細胞が高まる) [お金をかけずに健康に]

「笑い」は免疫力の低下を防ぐ(がんやウイルスを排除するNK(ナチュラルキラー)細胞が高まる)20101022NK

「笑う角には福来る」と昔から言うように、笑えばストレス解消だけでなく、免疫力を高め、健康維持やさまざまな疾病の予防に役立つと言われている。

心から笑えばがんやウイルスを排除するNK(ナチュラルキラー)細胞が高まる。
笑うのは人間だけで長寿社会には有効な手段で、単なる作り笑いでも効果があると言う。

日本は昔から落語、漫才、漫画など笑いの文化が多い。
最近笑うことが健康によいことは科学的にも照明されてきている。
加齢とともに低下する免疫能力を高め病気から身を守ることが大切だ。
(京都府立医大:吉川敏一エッセイより)


参考資料

「笑いと治癒力」 ノーマン・カズンズ 松田 銑 〔訳〕

岩波現代文庫 2001年2月16日 第1刷発行



ノーマン・カズンズ。
アメリカ・ジャーナリズムの巨人。
コロンビア大学を卒業した後、
ジャーナリズムの世界に入り、「ニューヨーク・イブニング・ポスト」の教育リポーターや、
ニューヨーク・タイムズの記者などを経て、書評誌 「サタデー・レビュー」の編集長を30年つとめた。

では、訳者の 松田 銑先生の 「訳者のことば」より、
この本を紹介しましょう。

これは アメリカ・ジャーリズムの巨人 ノーマン・カズンズが自分自身体験した
生命の奇蹟を語る書物だ。
カズンズは 1946年ソ連への旅から来米した直後、突然に難病の膠原病におそわれ、
専門医から回復の可能性は五百分の一と宣告されるほどの重態におちいった。

しかし 人間の生命力、精神力の強さを信ずるカズンズは 主治医ウイリアム・M・ヒッツィグ博士の 理解ある協力を得て、現代医学の常識からすれば破天荒な積極的治療法を試み、みごと 死の淵から生還した。

その体験記がアメリカのもっとも権威ある医学専門誌
「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」
(この雑誌に専門家以外の書いたものが載ることは ほとんどない)の1976年12月号に発表されると、アメリカの医学会にすさまじい反響を生み、実に 3000人を超える各地の医師からの投書がカズンズのもとに殺到した。略

近年 この国でも医療問題をめぐる論議が とみにやかましくなってきたが、
その問題の一番深いところにあるものを論じている書物を、
一人でも多くの患者と医師に読んでもらいたいというのが、わたしの希望である、

ただし カズンズが決して非科学的な精神主義者を唱えているのでないことだけは、
ぜひ注意して読んでいただきたい。

彼は誰よりも合理性と科学を重んずる人である。

例えば ビタミンCさえとれば、膠原病は なおるなどと言っているのではない。

彼が すすめているのは、ビタミンCではなくて、
人間の 「生への意欲」である。

生きるかぎり、あらゆる力をふりしぼって価値ある人生を生きようとする、
その意欲である。

最後に、「笑いと治癒力」の本文から引用させて頂きます。

「笑いと治癒力」は、永遠の一冊です。

私のこころのバイブルとなっています。
もし わたしがアスピリンとフェニル・ブタゾンの摂取を止めたらどうだろうか?

そうしたら身体の痛みは どうなるだろうか?

その時分には、わたしの椎骨と、関節のほとんど全部が、
まるでトラックに轢かれているように痛んでいた。
わたしは痛みは心構えによることを知っていた。
たいていの人は、どんな痛みでも痛みとなれば、あわてふためく。
痛みはこわいという広告に取りまかれて、おどされつづけているから、
ちょっと痛みらしいものを感じると早速にあれこれの薬剤を使う。
われわれは痛みについて甚だしく無知だから、
合理的に それに対処することが ほとんどできなくなっているのだ。

しかし痛みは人体の魔術の一つだ。

それは肉体が脳に向けて、
何か故障があるぞと知らせる信号なのだ。
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