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「地球環境を壊しながら成長して豊かな社会ができるか」(ブータンGNH国民総幸福量研究所所長に聞く) [豊かさとは、幸福とはなにか]

「地球環境を壊しながら成長して豊かな社会ができるか」(ブータンGNH国民総幸福量研究所所長に聞く)
20101018NK

GNH国民総幸福量を使って国づくりをしているブータンという国がある。
ほとんどすべての国が経済成長優先の国づくりをしている中で異色である。

国民の幸福度をどのようにして計るのか。
人口67万人のブータンで8000人のデータを集める。
70項目一人5時間かける。これを数値化して年度、地域、年齢差などで分析する。

世界で主流のGDPが個人消費や設備投資などでやるのと同じだ。
①心理的幸福
②健康
③教育
④文化
⑤環境
⑥コミュニティー
⑦良い統治(政治)
⑧生活水準
⑨自分の時間の使い方
の9分野である。

GDPで計測できないのは
たとえば心理的幸福を計る場合、正負の感情を抱いた頻度を聞いている・
正の感情は①寛容②満足③慈愛
負の感情は④怒り⑤不満⑥嫉妬
地域別に見るとどの地域のどんな立場の人が怒っているか、慈愛に満ちているかわかる。

経済成長が高い国や所得や消費の多い国の人々が本当に幸せでしょうか。 先進国で鬱に悩む人が多いのはどうしてでしょうか。

地球環境を壊しながら成長して豊かな社会ができるのでしょうか。

他者とのつながり、自由な時間、自然とのふれあい、は人間が安心して豊かな気持ちで生きる上で欠かせないものだ。

金融危機後欧米でGNHが地方自治体で普及し始めている。
国民の幸福度について世界の政治家も考え始めている。
GNPの巨大な幻想にみんなきずくべき時代になってきている。


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